痴漢が出来るお店「満淫電車★女～磐線」駅員ブログ ★宗教は必要か～

★宗教は必要か～

日本では一般的に宗教を語らないし、近寄りだがらない。
あるとすれば、冠婚葬祭。結婚はキリスト式？　葬式はどうするか？とかぐらい。
なんとなく縁起が悪いとか、プライバシー的にタブーと感じるのかも。

でも宗教には、悩める日々の生活、死にどう向き合うかなど
どう生きるかという現実的な悩みへの道しるべとなる。

私は浄土真宗なので是非知っておいてほしい言葉がある。

『善人なをもって往生をとぐ、いわんや悪人をや。』

意味は｢善人ですら往生できるのだから、悪人が往生できるのは当たり前！｣　ということ。
これを聞くと、あれ？逆じゃない？と思う。
普通は、｢悪人ですら往生できるのだから、善人が往生できるのは当たり前！｣ではないか？

別段、奇をてらってるわけではないが、これが宗教なのだ。

我々は日々、世間から、いい人なれ。立派な人になれ。真面目に働け。悪いことはするな。
などいろいろな方面から要求を突きつけられる。

でも現実はみんな、いい人、立派な人、真面目に働く、悪いことをしないなんてできない。
話のネタで他人の悪口も言っちゃうし、みんな総理大臣になれるわけじゃないし、
しんどくて休みたいときもあるし、ゴキブリがいたら殺す。

世間の求める全くの善人なんて誰一人なれやしない。そもそも時代が変われば価値観も変わる。
一昔前までは鬼畜米英、死ぬまで帰ってくるなって言ってた。
何が、善いことなんて本当は分からない。

裏を返せば、みんなどこか悪人なんだ。
阿弥陀仏はそんな悪人こそ、もれなく救ってあげたいと思っていらっしゃる。
人を殺してしまったことや、泥棒したこと、悪いこと全て、いろいろな縁があって
悪人になってしまった。その人が悪いわけじゃない、生まれ場所、家の事情、社会生活、時代
いろんな縁が重なってたまたま、その人が悪人になってしまっただけのこと。

だから、切っても切れない縁があるのだから、頑張って善人なんかになろうとしないで、
弥陀の本願にお任せして
（これが他力本願の意味。他人任せということではない、仏に任せるということ。）
みんな悪人なんだから気にせず、自分に与えられた瞬間を素直に楽しめばいいんだよ。
（あえて、悪いことをしろと言っているわけではありませんよ。）

そう思えてくると、この人生においてツラくなったとき、自分を第三者的に見ることができて
少しフッと楽になれる。（あぁ俺って今を味わってんな。なんて思えることがある。）
それが宗教なんじゃないか

日本人として、経済戦争に勝つとか、国家観どうのこうの、そんなことより、まず自分がどう生きるか
それには世間に翻弄されないための宗教観こそ必要だと思います。

[2013/10/31 22:56] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0)

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