先週の金曜の夜から翌朝までの一部始終でございます。 25才-OL匿名希望
仕事も終わって,友達とお食事した金曜の夜,友達と別れた後、 一人で最終の一本前の電車に乗り込んだ 花の金曜日ということもあって当然車内はギューギューづめ モミクチャにされながらも、ホロ酔い気分の私はウトウトし始めたのです。 (立ち寝は得意です)
何駅目かを通過したとき、異変を感じて一度目を覚ました私,目を覚ますと何の異変もないのですが なんだか右のお尻に何かの感触が残っている感じ,でも所詮軽い酔っ払いだったので あまり深く考えずにまたウトウト~・・・・
その時でした。
右のお尻に大異変 あ~~~ッムギュ~~っとされている あまりの大胆さにビックリしました。
とっさに目を開けてみたものの,顔は上げずに目だけギョロっと自分の右側を見てみた。 そして確認,横に立つ男性が私のお尻をモミモミ,いやッ~~~と, 内心悲鳴をあげながらも意外と冷静な私でした。
どうやら彼は私が未だ居眠りしていると思い込んでいるらしい。 酔いも吹っ飛んでしまい,とりあえずゆっくり顔を上げる私, すると彼の左手が私のお尻からヒュッっと引っ込み、 もともと右手で掴んでいたつり革へ,彼はそのままつり革を両手で掴み 居眠り。。。の,フリ
そしてその左手にはキラリと結婚指輪らしきものが・・・・・・・これはショックでした、女として 奥さん居るんだー,とかぁ~お子さんいるのかも・・・,とか その一瞬で彼も彼の家族も気の毒に思えた。 でも,同情はここまで
生まれてこの方、私はどんな痴漢や変質者にあっても,ずっと泣き寝入りをしていました。 でも,この夜の私はなんだかいつもと違っており,普通に彼に話しかけていた。
私 >>『すみません,いま,私のお尻を触っていらっしゃいましたよね』(彼はひたすら寝たふり)
彼 >>『。。。。。。』
そして私は彼のネクタイを掴み,下にチョンチョンっと引っ張った瞬間
彼 >>『いや、知りませんよ』と、突然言葉を発した痴漢さん服を引っ張られギョッとしたのでしょうけど 私は内心『ほーら,起きてるじゃーん』と,思ったのでした。
私 >>『そうですか,では、次の駅で一緒に降りて頂けますか?その様にご主張されればいいと思うので』
彼 >>『あ~,別にいいですよ』
と,こんなやりとりをしている内に次の駅に到着,彼は棚から自分の鞄を取り,私の前に立った。 プシュ~っという音と共にドアが開いたその瞬間,彼は猛ダッシュで逃げていく
ちょっと面食らった私と,人混みにつかまり周りの人と共にゆっくりゆっくり階段を上っていく彼。 私を気にし,チラチラと振り返っている。 どうせ私の力では敵わないので,私は駅員さんに声をかけ, 駅員さんが逃げる彼を取り押さえたのでした。
駅員室へ案内された痴漢と私。 痴漢は『タバコを吸いたい』と外に出たはいいけれど~ 4人の駅員さんに囲まれ,とても逃げられそうにない状況
5分くらいで鉄道警察隊の刑事さんと婦警さん,巡査のおじさんが到着し,詳しい話を個別に聞かれる。
この時点で時刻は午前1時。
痴漢さんは容疑を否認しつづけ,車内での立ち位置もぜんぜん違う証言,でも目は泳ぎまくり 私はサバサバと事実だけを説明し,『2度と同じことを繰り返さないようお灸をすえて下さい』 と,告げました。
そんな私に刑事さんたちは『あなた気に入った』 となんだか意気投合。 とりあえず場所を変えることに。駅員室から駅前の大きめな派出所へ個別に移動。 そこへ痴漢さんを取り調べている刑事さんがやってきた
>>>>刑事さん曰く ・彼は完全に黒である ・過去の犯罪歴はないため,なかなか認めないはず (初犯は一般的に否認し続ける傾向にあるそうです) ・犯罪歴はないものの,おそらく常習犯 ・証言もちょっとずつ変わってきて認め初めているとのこと
そして,またまた移動。今度は駅から少し離れた警察署へ。
白と黒に塗られたワゴン車に婦警さんと乗り込みちょっと興奮していた私。 だって警察の車に乗る機会なんてないし,ドラマでしか触れることのない警察署内に入れるなんて なんだかやっぱりドキドキワクワク
ちなみにこの時点で時刻は午前3時。
もともと私は被害届けを出すつもりはなかったので警察署で私は上申書を書いていたところ,またまた刑事さんがしかもちょっと怒っている。
刑事さん >>『あのね,彼はね,相当悪質だよ。今回のことも最初は反省していたんだけど, ちょっとまた態度変えてきてるんだよね。きっと彼はまた同じことするから, ちょっと懲らしめる意味で彼の奥さんに連絡したから,今から彼を家まで送り届けてくる』
びっくりと同時にやっぱりショックでした。奥さんが可哀想だなーって,彼を突き出した私が言うセリフではありませんが~
刑事さん >>『あなたの気持ちもよくわかるけど,懲らしめる為だから勘弁してね。』 こうして被害者のはずの私はなぜか悲しい気持ちを抱くこととなったのでした。
その後私も自宅へ送り届けられることとなり、 パトカーに乗ってみたい・・・と話した私の夢もかなえていただいたのでした。 帰宅時間、午前5時半。
長い長ぁ~~い夜がやっと終わりました
たまにふと,いま彼の家庭はどうなっているのかなって考えることがあります。 きっと私のことを恨んでいるんだろうな--って。。。。。。 Fin
皆様”公共の場で痴漢なんて絶対しないほうがいいですよ 社会的地位・仕事・家庭・全てを失う事になりなすムラっときてもグッと耐えて下さいね。 理性があるから人間なんですその理性をコントロール出来るのも人間です 18世紀フランスの作家『スタンダール』という人もおっしゃっております。
人は過ちを犯しやすい動物である その過ちを,二度と繰り返さぬ様”反省できるのも人である。 (1830-スタンダール)
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